ホーム > お役立ち情報 > 電気について楽しく学ぼう > 電気の基礎 3 > 超伝導

お役立ち情報

電気の基礎 3 超伝導(ちょうでんどう)

物質(ぶっしつ)の温度を下げていくと、臨界温度(りんかいおんど)で電気抵抗が急激にゼロまで低下する現象を超伝導現象(ちょうでんどうげんしょう)といいます。

超伝導では、電気抵抗による損失(そんしつ)がないことを利用した超伝導磁石などが実用化されつつあり、エネルギーの効率的な利用などに期待がされています。

1986年「高温超伝導現象」を起こすセラミックが発見され、室温での超伝導を目指して「室温超伝導体」の開発が進められています。

水銀の臨界温度は、絶対温度(ぜったいおんど)で4.2度です。絶対温度の零度(ぜろど)は、摂氏(せっし)-273度です。

高温超伝導現象の高温とは何度ですか?

水銀の臨界温度の絶対温度で4.2度(液体ヘリウムによる冷却で実現可能な摂氏-269度)よりも高く、絶対温度100度前後(液体窒素による冷却 [絶対温度77度、摂氏-196度]で実現可能)の温度です。