ホーム > お役立ち情報 > お役立ち情報 > FAQコーナー

お役立ち情報

FAQコーナー

お客さまからのよくあるお問い合わせ

Q1 配電盤の中にある「漏電しゃ断器」はどんな役割があるのですか?

配電盤から電気が送られている施設内に、漏電が発生したときに、自動的に電気をしゃ断し、漏電による火災や感電を未然に防ぐ役割をします。

Q2 緑色や黄色/緑色の縞模様のアース線はよく見かけますが、一般家庭でも必要ですか?

アース線は水気のある場所で使用する電化製品(電子レンジ・洗濯機・エアコン屋外機)には取り付けてください。電子レンジや洗濯機が何らかの理由により漏電した場合、電気は人体を流れずにアース線に流れ感電災害を防いでくれます。

Q3 タコ足配線はどうして危険なの?どうしてテーブルタップなんかが正規に販売されているんでしょう?

タコ足配線そのものが悪いわけではありません。流れる電流の大きさにより安全性が保たれない可能性があるため危険なのです。コンセントは合計15アンペアしか使えません。テーブルタップなどでいくつもコンセントに差込ますと、ついつい15アンペアをオーバーして使う可能性があります。近年電気火災はわずかですが増加しています。原因の多くがコード、コンセントとなっております。延長コード(テーブルタップ)の電流容量を確認してください。

Q4 会社組織が「有限」から「株式」に変わりましたが、電気設備関係で手続きは必要ですか?

社名変更としての手続きが必要となります。
個人経営から「有限会社」などの法人組織になった場合は、譲渡変更としての手続きが必要になります。

Q5 「微量PCB」という言葉を聞いたことがありますが、「PCB」と違うんですか?

「PCB」とはポリ塩化ビフェニル類の略で、塩素を含む有機化合物の一種です。
PCBは、不燃性で絶縁性が高い等の特性を有することから火災の危険性の多い場所(発電所・地下設備等)のトランスやコンデンサの「燃えない」絶縁油として重宝されました。ところが、「カネミ油脂事件」が報じられ、その毒性が大きな問題となって1974年に製造・輸入・使用が法令で原則禁止とされました。ですから、それ以後に製造されたトランスやコンデンサは安全なはずですが、2007年7月に「微量」のPCBが混入している機器があることが判明しました。従来から問題とされていた「高濃度PCB」に対して「微量PCB」とは廃棄物処理法でPCBの濃度が0.5[ppm]をこえる絶縁油をいいます。また、ともに有害物質であることから厳重な管理が求められています。

Q6 私どもの工場では、電力会社から高圧で電気を引き込み、受電用キュービクルという設備で電圧変換し、工場内で電気を使用しております。会社を操業してから10数年経過しましたが、キュービクル内にある高圧の機械は何年くらいを目安で更新すればよいのでしょうか?

高圧の電気でお使いになる機械器具の更新時期は、機器の種類、使用状況、耐用年数、劣化等を考慮し、適切な時期に更新のご計画をお立ていただくことをお奨めいたします。経年劣化等で突然損傷し使用不能になってしまいますと、取替え作業等のため長時間の停電が発生し工場の操業に支障を来たしてしまいます。
下に高圧設備各機器の一般的な更新推奨時期を表します。

○高圧開閉器・・・・・・・・・15~20年
○高圧ケーブル(CV)・・・・20~25年
○高圧真空遮断器・・・・・・20~25年
○高圧交流負荷開閉器・・20~25年
○変圧器・・・・・・・・・・・・・25~30年
○高圧コンデンサ・・・・・・・20~25年
(自家用電気工作物保安管理規程より)

Q7 「労働安全衛生特別教育講習会」について、教育内容、費用、申し込み先等を教えてください。

感電事故を防止するためには、電気設備の整備、保守、適正な作業管理の遂行などを図るとともに、電気取扱業務の従事者はその作業を安全に行うための知識および技能を有することが重要です。このようなことから、労働安全衛生法では、電気災害(感電災害)を防止するために電気の取り扱いに従事する者に対して、特別教育を行うことを事業者に義務付けています。(労働安全衛生法第59条)

【教育内容】
○電気の基礎知識 ○電気設備の基礎知識 ○関係法令
○安全作業用具等の基礎知識
○活線作業及び活線近接作業の方法

【費用・申し込み先】
中部電気保安協会のホームページよりトップページの「労働安全衛生特別教育講習会」よりご確認いただければ幸いです。