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構内第1柱の敵はさまざま

構内第1柱は電力会社から送られてきた電気を受け取るという重要な役割を担っています。

さて構内第1柱にはどんな装置が取り付けてあるのでしょうか。

まず電気を入り切りする高圧開閉器、電気設備が不良になったとき動作する保護装置、電線を絶縁する碍子、変電室へ電気を送るケーブル、そして電気の使用量を測る取引用計器などが取り付けられています。

そんな重要な役割がありながら風雨などの外気にさらされており、夏は雷、秋は台風と強烈な目にあいながらもその役目を果たしています。

ところが電気の敵は自然現象だけではありません、草、樹木、竹、鳥獣、蛇等…中でも一番気を使うのは「つる草」と「竹」です。 とにかく成長の早いこと早いこと。

この間もある検査員からこんな話を聞きました。

「お客さまへ月次点検に行ったときのことです。構内第1柱につる草が巻きつき、先端がケーブルヘッドの下あたりまで到達していたので、即刻根元を切断して事なきを得ました」とのこと。その検査員はこれまでも点検の都度、構内第1柱周辺の除草を念入りに行っていたそうで、前回点検したときはつる草の巻き付きは無かったそうです、ひょっとして見間違えたのだろうかとも思ったそうですが、そうではなく夏場はどんどん成長するそうで高々10(m)そこそこの柱の上に到達するのに、そんなに日数を要しないとのこと。

そういえば、ある検査員から、「構内第1柱の際にタケノコが生え、高圧開閉器に近づいたことがあったが、早急に切ったおかげで事なきを得た」という話を聞いたことがありました。

そんな話を思い出しながら、これからも早めに手を打って電気保安の責任を果たしていきたいと考えています。