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ビルの省エネ事例 1
事例1 空調の運転時間を短縮
現状問題点
事務所ビルの空調時間が長く、空調用電力が多い。
改善対策
朝8時30分から、業務を開始する事務所ビルにおいて、一連の空調システム機器の操作開始時刻を以下のように変更して、運転時間の短縮を図る。
試算の前提条件
- 冷温水発生機:6:50起動から、7:30に「40分」(0.66h)遅らせ、運転時間を短縮する。
- 空調機:7:10から、7:50に「40分」遅らす。
- 全熱交換機:7:10から、8:30に「80分」(1.33h)遅らす。
- 冷温水ポンプも、冷温水発生機に準じ、「40分」遅らす。
効果試算
- システム機器の時間短縮による電力削減
冷温水一次ポンプ定格動力:5.5kW×負荷率:98%×台数:2台×運転時間短縮:0.66h/日×年間稼働:245日=1,743KWh
冷温水二次ポンプ:5.5×0.98×2×0.66×245=1,743kWh
空調機:5台合計動力:56kW×平均負荷率:65%×0.66×245=5,886kWh
全熱交換機:18.5kW×0.395×1.33×245=2,381kWh
電力削減量:1,743+1,743+5,886+2,381=11,753kWh
エネルギー節約量:(電力)11,753kWh/年
節約金額:(電力)11,753kWh/年×9.51円/kWh(第2業務用電力Mの場合)≒112千円/年
出典:(一財)省エネルギーセンター